2016/08/07

「入門要約筆記講習会」開催のお知らせ

平成28年度 茅ヶ崎市 「入門要約筆記講習会」が下記の日程で開かれます。
要約筆記に関心のある方、ぜひご参加ください。





2016/04/14

はじめに…。

  聞こえない、聞こえにくい方々のために、話し手の内容を文字にして伝える方法を要約筆記といいます。その場の音声情報を文字情報にかえて聴覚障がい者に伝えます。私たちのサークルではこの要約筆記の技術を学習し、その啓発、普及に努めています。
 聴覚障がい者のコミュニケーション方法としては、手話が良く知られています。しかし、聴覚障がい者のすべての方々が手話を使えるわけではありません。
 要約筆記は、中途失聴者や難聴者など、主に、手話によるコミュニケーションが不十分な聴覚障がい者のために、文章で情報を保障する方法です。手話と比べて、まだまだ社会的認知度が低い現状にありますが、要約筆記への理解が広がることで、要約筆記を利用する方々がより暮らしやすい社会になるよう願っています。
 また、邦画の字幕付けにも取り組んでいます。聞こえない方々は字幕がないと邦画を楽しめません。誰もが一緒に邦画を楽しめるように、音声に合わせて字幕を投影します。
 虹は、健聴者、聴覚障がい者が一緒に活動しているサークルです。様々な活動を通して、会員相互の親睦を深めています。遠足や忘年会などもあります。皆さんもお仲間になりませんか。

〔発足〕
 1988年

〔会員数〕
 22名(平成28年5月現在)

方法


OHPで要約筆記をしている写真
写真はOHPで要約筆記をしているところです。
OHPの光から目を保護するために黒い眼鏡を掛けます。
 要約筆記は、手書きとパソコンを使用する方法があります。
・ 聴覚障がい者が多数の場合  
  手書きではOHPやOHCを使い要約筆記した文字をスクリーンやテレビに投影します。OHCではプロジェクターを使ってスクリーンに投影します。
 パソコンの場合はパソコンに入力した文字をプロジェクターからスクリーンに投影します。
 
・ 聴覚障がい者が1~2名の場合  
  聴覚障がい者の隣で筆記し、直接見てもらう方法があります。この方法は手書きノートテイク、パソコンノートテイクと呼ばれています。

奥入瀬渓流

奥入瀬渓流です。
(by K Ono)

問い合わせ

ハイビスカスのイラストです。
 聴覚障がい者(障害者手帳をお持ちの方)は、障害者自立支援法により、茅ヶ崎市が行う派遣制度を利用することができます。
 私たちの「虹」では、茅ヶ崎市の派遣制度が利用できない場合に、ボランティアで要約筆記活動をしています。

(交通費、消耗品代をいただく場合があります)

 要約筆記派遣について詳しく知りたい方は、
 茅ヶ崎市障害福祉課
 TEL 0467-82-1111(代表)

 FAX 0467-82-5157

 E-mail:shoufuku@city.chigasaki.kanagawa.jp

 または、「虹」
 E-mail:chigasaki.niji@gmail.com

 までご相談ください。

要約筆記とは

 要約筆記とは、聴覚障がい者のコミュニケーション手段のひとつです。音声言語(話しことば)を、視覚言語(文字)にして伝えます。
 コミュニケーション手段として、もうひとつ手話がありますが、中途失聴者、難聴者、又、高齢によって聞こえが悪くなった方には、手話を覚えることは、なかなか難しいので、要約筆記は、一番入りやすい手段ではないでしょうか。その方々にできるだけ、多くの情報を保障し、社会参加をするために、速く、忠実に、読みやすく伝えることが、要約筆記の三原則です。